サレジオ会の会憲第1条は「サレジオ会は貧しい恵まれぬ青少年のために働く」と掲げている。サレジオ会の日本における原点は、 東京サレジオ学園と大分県の聖ヨゼフ寮(ボスコ学園)という二つの児童養護施設にある。60年前と社会の情勢は変わっている。 しかし子どもたちを取り巻く世界は、もっと厳しさを増している。その中で二つの学園は、いまも子どもたちの悲しみを背負って、 彼らと生活を分け合いながら、日々、進んでいる。そこで働く職員の緊張と苦労は大きい。しかし希望もある。明日の時代を担う人間を育てるという 誇りもある。なによりも創立者の意志を継いでいるという自信がある。
  最後に、サレジオ学園の創立者タシナリ神父様が、別府のサレジオハウスで、神との出会いの時を準備しておられることをお知らせしたい。 93歳のご高齢である。この春まで、戦死した日本人会員の略伝などを書いておられたが、最近、急激に衰えが目立つようになった。 師のために皆様のお祈りをお願いしたい。サレジオ学園で子どもたちと過ごした時期は、タシナリ神父様にとって一番懐かしい日々であったろうと 思っている。

  最後になりましたが、日頃からサレジオ学園を温かくみまもり、ご支援くださる総ての方々に、 心から感謝申し上げます。神の祝福とご加護が皆様の上に、いつもそそがれますようにお祈り申し上げます。

2005年6月22日