ことのほか厳しい残暑が続いていますが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。私たち学園の子どもたちと職員は、お陰さまで元気にしております。夏休みを利用して、今年は、それぞれの舎で工夫して海や山にも行くことができました。これも皆様方の平素からのご支援のお恵みと感謝しております。有難うございました。
  ここ2、3年、全園あげて取り組んで参りました子どもの生活環境をよりパーソナルなものにしようという計画も、一段落しました。園外グループ・ホーム「樅の舎」も軌道に乗ってきて、この夏は、それこそ家族ぐるみといった感じで賑やかに嬉しそうにキャンプに出かけていきました。
  学園に大きな変化がありました。それはこの4月から、何名かの生徒が地元の中学校に通い始めたことです。今まではサレジオ中学校だけだったところに、もう一つの選択肢が増えたわけです。いま学園では、公立に行く子も私立に行く子も、自分で選んで、納得して、中学校に通っています。これはサレジオの教育の一つの特徴である道理と納得の具体的な実践の一つと考えています。
  子どもたちの生活の大事なポイントである食事も、各園舎で作るという方針が定着して、みな楽しく美味しくいただいております。サレジオの創立者ドン・ボスコは「コックさんは園の宝」と云っておりました。いろいろ失敗を重ねながらも、若い職員たちが、それぞれの園舎の宝?になりつつあります。嬉しいことです。
  ところで今年の猛暑は、地球温暖化がもう足元に迫っているようなある種の不安を感じさせます。これからの子どもたちが生きる世界はどんなものになるのでしょうか。とても厳しい世界になっていくかもしれません。私たちは彼らの少年期、青年期をしっかり育てるたいへんな責務を負っていることを自覚しています。