1. 東京サレジオ学園の養護の基本である「受容と傾聴、支持的かかわり」の日々の実践、安心できる生活の保障、アッシステンツァ(共にいる)と個別のかかわりに努める。また子どもの気持ち、声に出せずにいる心の声に職員は耳を傾け、子どもたちが自分の気持ちを言葉にして適切に表現できるよう助ける。幼児や年少者の安全に具体策を立て実施する。
子どもたちの安心安全な生活を考え、大変苦労した1年であった。年度途中に職員の入れ替えを行なって対応したが、子どもにも職員にも負担を負わせてしまった。それでも子どもたちは自分の心を閉ざすことなく、信頼して打ちとけてくれたので、苦労の多かった1年ではあったが、得るものの多かった年でもあった。関係機関の皆様にも感謝したい。年少児の入所も多くなり、気の抜けない日々が続いた。これも現代の社会問題の一端を表わしているのだろうか。

2. 学校生活を支える。
子どもたちの将来のために学校生活は欠かせない重要な位置を占めている。子どもたちが学校生活において、安心して自分を表現でき、認められ、学習生活にも課外活動にも前向きに取り組めるよう家庭としての園舎で支援する。特に学習面のサポートは重要であり、個別の支援計画を立てて実施する。学校の教職員との積極的な連絡の取り合いで子どもたちを応援する。

今年度から中学生が上水中学に通い始めた。課題もあり軌道に乗ったとはいえないが、何度か話し合いを持ち関係つくりに努めた。不登校のことで悩んだ年であったが、我慢強く取り組んだ。高校生は定時制の子たちも、後半はとてもよく頑張って通学していたと思う。その裏には関係学校の教職員と学園職員との緊密な連絡協力があった。感謝したい。特別支援学級に通っている子どもの中には普通級で十分にやっていける子がいた。育ってきた環境ゆえの要因によって入っている子もおり、見極めの判断を良く考えていかねばならない。