学園の子どもたちの生活を30年にわたって支えてこられた、事務長の関口幹子さんがこの3月をもって退任されました。30年前の古い建物のころから、困難な移転改築事業に担当事務員として携わられ、資金の工面や工事関係者とのやり取りなど、夜遅くまで仕事をされておられることがたびたびでした。おかげで大変素晴らしい園舎が出来上がり、当時の子どもたちは「天国のようだ!」と喜びました。その後も学園の子どもたちの生活の質の向上を気にかけられ、施設の子だからこそ、より良い生活を、もっと手間暇かけた養育をと願われ、そのために物心両面にわたって腐心され、働かれました。学園は管理する場でなく、一緒に生活しながら、子どもたちの成長を支えるところだと気を配られ、母親のように子どもたちに温かく接してこられました。学園のあり方を思いあぐね眠れぬ夜もあったと何度も聞いたことがあります。関口さんの切実な思いは現在の学園に受け継がれています。
  これから先、私たちはサレジオに来る子どもたちの生活を支え、関口さんの志を立派に引き継ぎ発展させていきたいと思います。困難な仕事ではありますが、これまでも恵み深い神が聖母マリアを通してドン・ボスコを導かれたように、今の私たちをも導いて下さると信じます。
  慈しみ深い神が、関口さんの上に豊かな恵みをもってその労にお報い下さいますように、感謝を込めて祈ります。長い間ほんとうにありがとうございました。