今年度も担当園舎職員を主軸としたアフターケアを自立支援コーディネーター、園長、副園長、ファミリーソーシャルワーカー、心理職員のかたがたと協力して行なった。自立支援コーディネーターが配置されて数年経ち、子どもたちの中にも外部のかたがたにも認知が進み、協働しやすくなり、サポートしやすくなった。それと同時にアフターケアには終わりがないことも実感させられた。
  子どもたちの在園中にアフターケア事業を行なっている団体と繋げることができたことはとても大きかった。もちろん卒園生は学園が核となってサポートしていくが、なるべく多くの選択肢を与えたいので、情報提供やチャンスを増やしていきたい。職員にとっても他のかたがたと共にサポートできることはとても心強い。大人同士がしっかりと連携すると子どもたちも安心するようである。近年、多様な奨学金が増えてきて卒園生をサポートできる幅が広がり、とても有難い。
  卒園生は、日々の業務に追われている現場の職員に些細な相談を持ち込むことをためらったり、卒業して数年経つと遠慮も出て来たりするが、対応できる職員が複数いるので、現場の職員以外にも連絡できるというのは安心材料の一つになっているようである。それと同時に在園当時の担当職員との愛着、信頼関係は揺るぎない貴重なものだとつくづく感じる。
  卒園したばかりの子どもたちもかなり昔の卒園生も、就職や転職、結婚などの人生の節目に連絡をくれる風潮は今後も続いてほしい。
  今年度は10月23日に学園創立70周年記念行事を行なった。その中で久しぶりに卒園生たちを招待し、とても温かい式となった。退園したばかりの子どもたちから数十年経った卒園生のかたまで多く参加し、元気な顔を見せてくれた。学園の子どもたちや職員も大いに励まされた。
  毎年12月24日に学園で行なわれるクリスマスミサとパーティの際、卒園生のための会を開いている。毎年思い出話に花が咲く。職員の些細な当時の言動もみな覚えており、大人の姿が子どもたちに与える影響の大きさについて考えさせられる。夏のキャンプや冬のスキーなどはやはり何年経っても大切な思い出らしく、職員の努力が報われる思いがする。
  私たちの仕事は一朝一夕で成果が出るものでなく、正解もない。学園にいる間は大人の想いがうまく伝わらなくとも、いつかきっと伝わることを信じたい。たとえ伝わらなくとも彼らの成長の一助になれたらと願う。
  卒園生の健康と幸せ、活躍を心から祈りつつ、今後もサポートを続けていきたい。
 
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