この理念に基づき私たちは園舎を創った。完成したサレジオは子どもたちに「与えられた場」になった。 だが虐待などで深い傷を心に負った子どものニーズは、この「条件」を「さらにより良くする」必要を迫っている。 いかにしたら彼らにもっとゆとりのある生活を与えられるだろうか。 私たちはいま各棟の定員を減らし、そこから生まれたスペースを生かして空間的にも時間的にもゆとりのある生活を生み出したいと考えている。 子どもたちが自分にフィットした空間の中で、安心して時間を過ごせるようになれば、また新たな成長が生まれてくるのではないだろうかと考えている。 この視点にたってサレジオを設計した建築家藤木隆男氏と模索しながら、学園再構築の計画を練っているところである。 ご理解とご支援をいただければ幸いである。